■登る前に、まずはトイレに寄っておこう。これは大事なことです。一泊するならともかく、日帰り登山では途中でトイレに行かないつもりで登りたい。これだけ私たちの身の回りに科学技術の進歩した時代でも、こと富士山における屎尿処理には進歩がないことが、登ってみると実感します。特に下り道にはどこにもトイレがないことは、登る前から知っておいたほうがよいでしょう。
■トイレに行かないためには、水分の補給も控えた方がよいのかもしれないが、あまり神経質になる必要がなさそうだ。登っている間は汗で水分が無くなる。一昨年は500t入りのペットボトルを一本持参した。去年は二本、それでも足りない気がしたので、今年は三本持参した。
■登り始めたのは、7時20分頃か。
■安全指導センターを通過するときに、係員にガイドをもらっておく。各山小屋と頂上までの所要時間が記してある。内容は同じなのだが、記念に毎回もらうことにしている。
■歩き方にこつはない。ただ自分のペースを早くつかみ、それを着実に最後まで持続することでしょう。人生と同じです。特に若い人とか、お子様の中には急ぎすぎ、8合目を過ぎて、ばてる姿を見かける。かといってのんびりと歩けば、心臓に負担にならない代わりに、頂上にいつまでもたどり着かない。
■確かに富士山は大衆的で、誰もが登れる山だが、それなりの覚悟と準備が必要だと、毎年登っている私でも思う。事前にジョギング、水泳とかサイクリングでトレーニングしておくことが望ましい。富士登山のノウハウに親切なガイドが載っている。
■酸素の入ったボトルを途中で買い、口に当てている人を見かける。それで苦しさが和らぐならば効果があるのだろうが、登る前にトレーニングして心肺機能を鍛えておけば、そうならずに済むのにと私などは思ってしまう。
■休憩を取るペースも重要だ。私にはガイドの切れ目がちょうど合っている。つまり、歩き始めてから、60分で七合目(花小屋)に着き、そこで5分程度休憩。ペットボトルで水分を補給。直前に岩場が現れ、ひどく登りづらかった。呼吸が乱れたところで、休んで体調を整える。ここで休みすぎると次に動くのがつらくなる、ここは自分を叱咤激励しないといけない。
■次の八合目(太子館)まで60分で着く。ガイドで100分とあるが、かなり余裕を見積もっているのではないか。また5分休憩と書きたいところだが、実はうっかりここでは休まずに、さらに蓬莱館を過ぎ、さらに歩き続けた。ひどく疲れを覚えて、時計を見たら70分ほど経過していた。道の途中ではあるが、岩場の上で休むことにした。蓬莱館の手前に岩場があり、だいぶ呼吸が狂った、本来ならあそこで休むべきだった。
| ■10時23分、本八合目(富士山ホテル前)で休憩。 ■大きな岩はないけれど、単調な登り道が延々と続く。 ■10時50分過ぎに、御来光館を通り過ぎる。 ■頂上はすぐそこに見えるのだが、しかし歩けど歩けどいっこうにそこへたどり着かない。最後の登りが最もきつい、胸突き八丁とはよく言ったものだ。数歩登っては一休み状態となる。登っている間は何も考えない、頭の中は空白だ、ただひたすら右足を前に出し、左足を前に出し、機械的に体が動くに任せる。 ■11時40分過ぎ、歯を食いしばり、最後の石段を一気に登り、頂上の鳥居に到着。 ■登り始めてから4時間あまり、よく頑張った、ご褒美に300円の冷たいコーラを買い、一気に飲み干す。 |
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| ■2時半の早めの朝食以来、食べていないのでおなかがすいた。山小屋の前にある無料の板の間に座って、リュックに持参した昼食を食べる。 ■二本目のペットボトルを飲み終える。登っている最中は、ちょっとした荷物も負担に感じるものだが、こうして体の中に収まってしまい、軽くなる。 ■せっかくだからお鉢巡りといこうか。 ■これは体力が残り、しかも天気に恵まれないとできないことだ。以前、出かけようとしたが、ひどい霧で視界が数メーターしかなく、道に迷いそうで、やむなく撤退したことがある。 ■旧測候所前の、日本最高地点の石碑前で記念撮影。今年も無事登ることを可能ならしめてくれた健康、自然、妻のサポートそして平和に万歳。 |
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