■米国キングストンに出張していた頃、当地で免許証を取ったことがある。国際免許証を
所有していれば、米国でも運転できるから免許を取る必要はない。ただ州によっては、
滞在期間が数ヶ月を超えると現地で免許証を取る必要があると聞いたことがあるが、
筆者の場合2ヶ月程度だから当てはまらない。日本の免許証と交換に米国の免許証を
発行する方法もあるはず。
■ともかく、義務はないが、話のネタにと免許証取得に挑戦してみることにした。開始は
11月5日、まずは市内にある(Department of Motor Vehicles)に寄る。
■申請書に、氏名、住所、生年月日を記入。身長はどうしよう、メートル法でしかわからない。
隣の男に、俺の身長はどのくらいあると思うかと尋ねる。「5フィート9インチくらいじゃないか」、
「そうだよな、俺もそう思っていたんだ」。目の色を尋ねられるのはアメリカらしい。
当時の申請書裏にはこんなことが記してある。
■まずは申請書を記入して署名せよと1番にある。次にマニュアルを読めとある。
これは我が国で言う「交通の教則」に当たる。3番は、身分証明書を見せろとある。
■それから申請費用5ドル払えと続く。これだけで2回の書類テストおよび2回の実地テストが
受けられる。どれだけお安く手軽に免許が取れるかおわかりだろうか。ただし実地テストの前に
目視検査と書類テストを通っておくこととあるのは、日本でも同じ。
| ■5番は18歳未満の場合は、と続く。 ふむふむ、そんな年でも条件さえ満たせば 取れるらしい。 ■必要なら書類テストの予約を取りなさいと 言うのが6番。その場にいる担当者が受けるか という。初めて寄った日にいきなりそんなこと 言われても、何も準備していないよなー。でも毎日 運転しているから、常識を試してみるか、ぶっつけ 本番で受けてみた。全部で20問あり、4つの 枝から一つ正解を選択する。結果、60点で 不合格(左写真の上)。当たり前だよね、日本で 受けたと仮定したところで、細かな教則など 忘れているし、おまけにアメリカの教則を勉強した ことがない。 ■一念発起して、ホテルに帰って勉強。今日の 結果をマニュアル(写真下)のどこから出たか 傾向を分析。対策を立てて、猛勉強。翌日、 再挑戦して、今度は満点(写真真ん中)。 |
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| ■実地テストを受ける前に、3時間のトレーニング・ コースを受けたことの証明を見せろと7番にある。 担当者から、市内のある高校で授業を受けろと 言われた。 ■翌週、仕事が終わった後、そのハイスクールに 出かける。授業料が7ドル。クラスに4,50人 集まったろうか。先生が前に立ち、口頭で説明 するのは日本と同じ。ただ違う点があるとすると、 すぐ生徒を指して意見を求めることだろうか。筆者 も指されて、日本で免許を取るのがいかに大変か つたない言葉で説明。終わると、修了証をくれる。 ■予約した日時に指定された場所へ、レンタカーで 出かける。現に車を乗り回していて、これから 実地テストというのもおかしな話だが。検定員が、 私の車の助手席に乗り込む。指示に従い、直進・ 左折・右折・交差点・駐車など一通り運転。 ■後に郵送されてきた、ニューヨーク州発行運転 免許証は11月16日発行、4年後の誕生日まで 有効とある。写真を貼る必要もない代わりに ちょっと威厳のない、紙一枚(左写真)。わずか 10日あまりで取れるとは何という違いか。 ■今や有効期限を過ぎ、更新するすべなくただの 紙切れ。でも思い出がしみこんでいます。 |
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