■このごろ後悔することが多い。あの時ああしておけばよかったというたぐいだ。
■我が家を建てた10年以上前は、家中にLANケーブルを張り巡らすという考えは思いもよらなかった。2階の書斎から中2階のリビングルームに、スピーカー・ケーブルを通すパイプで結ぶということを当初考えていた。しかしリビングルームにもう一台ステレオセットを置けば、済む話だと考え直して、その計画は捨てた。
■ADSLにせよ、光ファイバーにせよ、外界と結ぶモデムは一カ所が原則。となるとそれ以外の場所でネットワークに参加するためには、どうしても線で結ぶ必要がある。書斎の中はLANケーブルを直接引き回せば何とかなる。
■こういう場合、通常おすすめなのは無線LANだ。筆者はメルコ製のWLARという製品を購入した。これでモデムの設定場所に関係なく、パソコンを使いたい場所で使うことが可能になる。そのはずだった。
■ただ、実際に使ってみると、隣の部屋ならともかく、書斎とリビングルームとの間では、感度が著しく落ちて、使い物にならない。そこで無線LAN用外部アンテナを買い求めた。これで何とかしのいでいる。
■でも将来LAN環境が書斎にとどまらず、もっと身近な生活に浸透するとにらんでいる。たとえばまだ我が家のビデオレコーダーは昔のビデオカセット・タイプだが、世の中はそろそろハードディスクまたはDVDタイプのビデオレコーダーに切り替わりつつある。ここにパソコンと家電が融合を始める流れが明白に読み取れる。家電それぞれにIPアドレスを割り当てる時代がそのうちくるに相違ない。
■一念発起して、書斎と中2階キッチンと結ぶ電話専用のパイプに、LANケーブルを通すことに挑戦した。本当はキッチンではちょっと不便だが、使えるパイプはこれしかないことが判明した。あの時無駄でもリビングルームにパイプを通しておけばよかった。
■まず東急ハンズの店員に相談した。針金を使えというアドバイスだった。そこで#14というサイズで、太さ2ミリで約15メーターの針金を買い求めた。これをなるべくまっすぐになおしながら、片側から差し込んでいく。ところが、数メーターまで通せるのだが、そこまでで押し込めなくなる。すでに通っている電話線をこすっているようだ。そこで反対側から再度試みた。しかしこれも失敗に終わった。
■パソコン雑誌を読みあさって調べた。電気掃除機をパイプの片側に当て、他の端に置いたたこ糸を吸い込めばよいと言う記事を見つけた。しかし漫画のような話で、ちょっと見込み薄。
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■某日、業者を相手にするようなDIYの専門店に妻と出かけた。そこで、光ファイバーの工事をしてくれた業者が使っていたのと同じ通線ワイヤを発見。あの時ついでにLANケーブルも通してくれないかと頼んでおけばよかった。長さは30メーターと50メーターの製品。直線距離はせいぜい10メーターだから、20メーター有れば足りるはず。しかしどうもそういうモデルは無いようだ。 ■まずは書斎側からワイヤを押し込んでいく。途中、一回つっかえて、ひやっとした。押してだめなら引いてみなで、何とか通線に成功。ワイヤに長さの目印がついており、それによると14メーターほど有ることが判明。LANケーブルは10メーター有れば足りると予測していたのがこれはまずい。あわてて、もっと長いケーブルを買いに出かけることにする。10メーターの上は、20メーターだ。 |
■今度は多端から出た、ワイヤにLANケーブル(20メーター)をつないで、引っ張る。ところが、これがうまくいかない。ケーブル端子(RJ−45コネクターと呼ばれる)がふくらみすぎて、途中で摩擦が大きくなるらしい。こうなったらしょうがない、端子を切り取り、とりあえずケーブルだけ通す。
■LANケーブルは自作することができる。こんな時のために、買っておいた自作キットの出番。8本の線のつなぎ方がわかりにくい。あいにく部品についてきた図には何ら説明がない。切り取らなかった端子をじっくりと観察して、茶、白、緑、白、青、白、オレンジそして白の順に並べる。ペンチで最後にかしめる。(後ほどインターネットで調べたら、あるサイトでこんな写真を見つけた、これを最初に見ておけばよかったな。)
■さっそくノートパソコンにつなげてみる。配線ミスもなく、有線でLAN環境に接続することができた。これでよし。
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