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超友好的歓待

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■今回の研修のための出張は入国時におとらず、帰国の途上でも、たいそう「友好的」歓待を受けた。
■場所はフェニックス空港。ロサンゼルスへの乗り継ぎのためのチェックインを済ませ、次はセキュリティ検査だ。行列の後ろに並ぶ。
■セキュリティ・ゲートの直前に来ると、係員が来て搭乗券を見せろと言う。見たとたんにこちらに来てくれと言い出した。
■そうやって集められた人間は、何と日本人同僚すべて。バラバラに並んだので、行列から無作為に選んだのではなくて、明らかに航空会社のチェックインカウンターで発券するときにマークされていたに相違ない。あとでじっと搭乗券を眺めると、どうやら「SSSS」というマークがくさい。
■外資系だから、親会社が気を利かせて、航空会社にこのグループはよろしくと言っておいたのか。そうか、すばらしい気配りの会社だな。アメリカにも鈴木さんが居るのか。
■しかしどうやらとんだ思い違い。以下、「特別待遇」を受けることになった。
■まずは型どおり、X線検査ゲートを通る。音が鳴る。ひどくセンサーが過敏だ。というのは、過去に引っかかった思いつく金属類(時計はもちろん、小銭入れまで)はすべて外しておいたから。
■係員に呼ばれると、靴を脱げと言われた。大げさだな、でも一度別の空港で経験したことがあるから、まあ許そう。
■今度は小型の探知機で探られる。どうやら腹部で引っかかるらしい。ベルトを外したあともまだお許しが出ない。今度はズボンのチャックを下ろせとおっしゃる。おいおいそれじゃ一物も出せと言うんじゃないだろうな、こんな囲いもない場所でよしてくれよ。ホモっけの人が多い国らしいから、一瞬冷や汗。パンツをのぞかれただけ?で済んだ。
■それが終ると今度は機内持ち込み荷物の中身を机の上に全部残らず出せと言う。
■待ち時間に読もうと5,6冊の文庫本を入れてあった。それぞれ文庫本を中までぱらぱらとめくる。「この本を見ろよ、どう見てもこいつは我々白人なのに訳のわからん文字が書いてあるよ」とか同僚に声をかけ笑いあっている。
■この国のどこかで才能あふれる天才が居る一方で、現場で働く方のインテリジェンスの程度がよくわかる体験ではあった。
■どう考えても、我らアメリカのしもべの国から来た、おとなしいサラリーマン。下着をのぞいたり、荷物をかき回したって、ビンラディンとの関係などどこにも出てくるわけがない。それとも他の入国者への見せしめなのだろうか。
■「いつかはアメリカへ連れて行ってくれるという約束だわね」、妻は楽しみにしている。館主もこの間までそうだった。でもパンツまでのぞかれる国へ、自腹を切って行くのはちょっと遠慮したくなったな。

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