湘南玩物喪志館 e-kanda.com


S病院に老父を見舞う

トップページ
湘南の見える窓
湘南写真集
湘南あれこれ
玩物喪志の間
パソコン
AV
二輪・四輪
その他何でも
形而下の部屋
ペット
富士山
旅行
映画
その他
床下(リンク集)
通販店
書籍
湘南
アクセスカウンター関連
相互リンク
掲示板
■自宅から2時間半、14時半にようやくS病院駐車場に到着。
■南館の4階に上がる。入り口に「おむつ交換中」の札が出ており、廊下に入れないようになっている。妻はいすに座って待つ。
■しばらく私は本館から外に出る。風が強く、木の葉やら紙片が舞う。
■4階に戻ると、ドアが開いている。
■面会者ノートに記入。患者ごとに整理されており、初めて記す。肉親で、面会に来たのは私たちだけ。封筒がはさんであり、中に入院診療計画書および同意書が入っている。この病院は丁寧だな、感心する。
■病室に入る。おやおや、すっかり衰えた父を予想していたら、相変わらず大声で何かを要求する。両手をベッドの片側に固定されており、体右を下側にして横に寝るような姿勢。(後で看護婦さんに尋ねたら、入院前にできていた床ずれの傷を治すためだという。それで納得。)本人は、それがいやで、外せと言っているらしい。
■持参した袋の中から妻がヨーグルトを出す。妻がスプーンで父の口に入れてあげる。おいしそうに食べる。そのうち自分で食べるという仕草。一人で平らげてしまう。もっと何か寄こせと言いたいらしい。あきれたね、こんなにまだ元気とは。
■とはいえおつむの方はますます痴呆が進行、ついに私の顔も認識できなくなったもよう。
■口にするものを何か寄こせという仕草ばかり繰り返す、ちょっとこれ以上つきあえない。これが本当に私の「父」なんだろうか。紙と鉛筆を与えることにする。そうしたら、まだ文字は覚えており、かろうじて文章らしきものを記す。せっせと昔話を書きまくって送りつけてきた時代を思い出す。
■16時半、病室を後にする。
■介護戦争に突入してから4ヶ月、やっと手に入れた平安。思えば遠くまで来たモンだ。


トップページ 湘南の見える窓 玩物喪志の間 形而下の部屋 床下 [掲示板] 郵便箱

このサイトはリンクフリー(アイコンはこちら)です。 ©2003,2004,2005. 湘南玩物喪志館 館主. shogaso@gmail.com