Office365中華版を更新するまで_問題点

 あっというまに最初の有効期限1年が経過し、更新時期が来たこと。問題は、日本で正式に認められた製品ではないので、正規の更新方法が不明なこと。どうしたか?試行錯誤の顛末を、自分の備忘録を兼ねて記しておきたい。
1. 最初に導入するまで、振り返る
 Microsoft社のOffice365Homeを日本国内で使いたい。ところがなぜかは知らねど、日本では販売していない。これを入手する及び更新するのはなかなか厄介なことだ。ここでは最初に導入するに至る細かな経緯は下記を参照されたい。
海外版Office365を日本語で導入するまで
Office365を手に入れるまで、鳴かぬなら鳴かせてみせよう
 ともかく、ここでは中華版を入手したところから説明しましょうか。
 Outlookのメールアドレスと、パスワードを知らせると、中国の方が、Validateした後、知らせてくれるのです。
 これが最初に導入した英語で言うところの「Office 365 Home」、中国語では「Office 365 家庭版」。
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 もちろん中国人向けだが、館主は中国語を解さないので、Installは日本語でしたよ。
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 subscription契約は1年間有効。4月17日(金)まででした。
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2.1年経過後、単純に更新できないか?
 さて、1年後です。どうやって更新するのかな?この問題を何とかうまく解決しようともがいているうちに、実は期限切れになってしまいました、ハイ。
 期日前に警告がたびたび出ていた。最初は、その警告に従えばひょっとして日本でOffice365が使えるようになるかと期待。しかし日本語で更新版として推奨されたのは、Office 365 Solo
http://products.office.com/ja-jp/office-365-solo
 わしゃこんなもの欲しくないわ。PC2台しか使えず、それで12,744円ですか?
3.USから直接入手できないの?
 これが一番、易しいように見えるが、実はそうでもない。
 米国Amazonで探すと、こんなのがある。
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 問題は、この注意書きなんですよね。
Note: Currently, this item is available only to customers located in the United States and who have a U.S. billing address.
 VPNでUS国内からの注文に見せかけるのは易しいが、「U.S. billing address」は難易度が高い。
 (次回に続く)

海外版Office365を日本語で導入するまで

 届いたのは、こちら。

 中に入っていたのは、CDでもなければ、USBメモリーでもない。25桁の英数字を記した紙のカード。Windows 8と同様、これこそライセンスの肝だ。

 さてどう認証するのかが問題。ショップの説明によると、マニュアルとあるが、それらしきものは見あたらない。その点、購入先、Amazonのカスタマーレビューが参考になる。諸説あり、自分のMSアカウントとパスワードを知らせると、ショップが代理認証してくれるとか。ちょっとセキュリティ上恐い話。それに、これまでのメール内容も他人にさらすことになり、これはイヤだな。
 一方、ショップ側で適当にMSのアカウントを作成し、そこで認証を済ませるやり方もあるようだ。こちらは安心だが、自分の好みのアドレスは担保できない。
 そこで、こちらで新たに好みのアカウント名を作成し、「捨てパスワード」を提供することにした。
 ショップ側の対応は迅速だ、すぐに「登録しました」と来た。
 アカウントに入ったところ、「Office 365 家庭版」とあり、これなら日本人にも分かる。インストール言語が中文とあるので、やはり中国語での登録らしい。

 これから自分のPCに登録しよう。でも中国語でしかインストールできないとしたら、困ってしまうな。「Office for Windows」をクリックすると、

日本語が見つかって、一安心。
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Installingというメッセージは、ダウンロード中という意味らしい。
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Installになると、ダウンロード完了。
実行ファイル名は、Setup.X86.ja-JP_O365HomePremRetail_の後に長たらしい記号が並ぶ。このexeを実行させると、Office365が容易に導入できた。
アカウントをチェックすると、一台分インストールされたとある。

ところでこのアカウントには、作成時に7GB、Office365契約時に20GBもらえるので、しめて27GBの容量がある。
さらに増やす方法もあるようだが、とりあえず後回し。
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Office365を手に入れるまで、鳴かぬなら鳴かせてみせよう

 なぜか日本版が日本マイクロソフトから発表されず、日本ユーザーはのけ者にされている。ダメと言われると余計欲しくなるもの。何とかして取り寄せてみよう、「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」
 ところで、このOffice 365 Home Premiunというのは従来のライセンスの買取と異なり、年間契約。5台までPCに導入できる点が気に入っていた。そこへつい最近のiPadサポート開始のニュース。これは試してみなくてはと決めたわけ。
 海外版を導入するにはいくつか方法がありそう。
 まず思い付くのは、米国本国版を直接取り寄せること。amazon.comで調べると、ダウンロード方式は99.99ドル、一方キー・カード方式は68.15ドル。

後者(キー・カード方式)の方がお得に決まっている。

現在はどちらかというと円安に振れているので、余計にそう思う。それじゃ、キー・カードを日本に発送してもらえばいいのだな。
 ところが、進めてみると問題が発覚。日本には発送できないというのだ。どうせ中には、コードを記した紙っぺらが入っているだけのはず、堅いこと言うね。こちらはアメリカにお金を落としてあげようと申し出ているのに。

 試しに、amazon.co.jpで調べたら、輸入版が堂々と載っているではないか。しかも発送料がただ。為替レートを考えたら、米国版キー・カード方式より遙かに安い。

 ただしリスクはある。中華版であること。中国語はまったく理解できない。日本語対応とうたってはいるのだが、はたして?
 逡巡している間、いつのまにか「ショッピングカートに入れる」ボタンをクリックしている、自分に気付く。

Office 2010 試用版を期限延長して600%使い切る

 ネットの世界を探すといろいろなツールを作る人が居て、感心する。
 派遣先の会社で支給されたノートパソコン。OSはもうじき廃れるXP、某メールソフト以外ろくなアプリケーションが入っていないという代物。Microsoftを目の敵にして、Office製品を支給しないくせに、社内で使う説明資料はすべてWordかPowerPointだし、数字はExcelシート。
 以前は自前で自分のソフトをいろいろ導入していた。あるとき、何かのきっかけに、会社支給のソフト以外は、導入を禁ずるというお達し。こちらは自費で買ったライセンスを会社に貸してあげていたのに、恩を仇で返されたな。
 それにしても一斉削除以降、環境が劣悪すぎてパソコンが使いにくくてしょうが無い。辞めるまでこのパソコン環境で我慢せいと言うことか。道具にこだわる館主としては、これじゃ仕事にならん。
 そこで館主は考えた。
1.Office製品の試用版を導入すること。これまで一ヶ月近く使った限り、特に制限が無く正規版と遜色は全くない。ただ、早く正規版にアップグレードするか、削除せよとポップアップが出て、この頃うるさい。そこで今回、グーグル教授に相談して、
2.期間を延長するツールを活用。
 以降は、期限をリセットして、30日追加できるまでの手順を、自分の備忘録として記す。
なお無限に繰り返せるわけではなく、5回まで、つまり最長5×30=150日。元々の期間30日と合わせて、180日も使える計算。6カ月も使えるなんて、有り難し。年内派遣期間が終了するまで、これで乗り切ろう。


G教授によると、こんなツールが公開されているので、入手した。
Office-Trial-Extender
下記警告が出ます、あくまで自己責任と言うことで。

実行を押すと、

Nextで答えましょ。

一通り目を通したら、Accept

説明をよく読んだら、Next

これはNextしかないでしょ。

これもNextですね。

特に必要も無いので、チェックせずに、Nextを押しましょ。

Delta Toolbarとは何ですかね。これにチェックが付いているので、お勧めのようですが、私は遠慮しておきます。

カスタム側を選び、しかもDeltaはすべて外す。ご免なさいね。

これでInstall。

導入が終ったので、Finishですね。

説明を読んだら、Rearmボタンを押します。Rearm(再軍備)とは大げさな。

同時に動かしていないので、ここはOK

これが出たら、めでたし

これで試みは成功したことが確認できる。良かった良かった。

MEGAに飛びついてはみたものの

 無料でも50GBも提供されるニュースでさっそく登録。使ってみた感想はこうだ。50GBおよび暗号化の2点は確かに魅力的ではあるが、それだけ。
いくつか気の付いた点;
1. 登録時妙に時間のかかること
登録が失敗したのかと思い、別のIDを用いて、結局三つも新規登録してしまった。
2. LastPassが効かないこと
パスワード管理サービスLastPassを普段利用しているが、このサイトは登録してくれない。MEGAはどうも特殊な防御システムを使っているみたい。
3. フォルダーのアップロードもしてくれること
中にはファイルのみと言うストレージ・サービスもあり、これはよろしい。ところが、フォルダーのサイズを表示してくれない。

こちらの画面で、ようやくサイズが分かるものの、今どき珍しく超アナログで、ひどくおおざっぱ。

4. アップロードは不安定
数GBのフォルダーをアップロードさせようとしたが、途中でいつの間にか停止。パソコンが休止状態に入っている。リカバリもしてくれないし、どこまで完了したのか記録もしていない。何度か繰り返し、諦めた。これじゃ、安心して使えない。
5. スマホとの連携無し。
ウーン、数年前ならともかく、今どきスマホとの連携できないオンライン・ストレージじゃね。
結論:無料と言うことで、それなりのサービスと考えねば。

無料オンラインストレージをバックアップに使えないか

今やオンラインストレージを使うのは当たり前の時代。使えば使うほど、こんな使い方をしてみたいとの思いが強くなる。たとえバックアップで利用する目的で、Webブラウザーで使う前提とすると、こんな条件が必須じゃないのかな。
-Folder(Directory)ごとアップロードできる事
-日本語(漢字)ファイル名が扱える事
-2GBを超えるサイズが扱える事
上の二つは言うまでもあるまい。三つ目は、館主がこれまで撮りためたビデオが40GB余り有り、現在はNAS上に置いてある。震災の可能性を考えたら、自宅のNASだけでは心許ない。

テスト用に使ったフォルダー(「Windows 8」なる名称を付けた)はこれ。複数ファイルを含み、日本語のファイル名を持ち、2GBを越えるイメージファイルが入っている。

1. まずはSkyDriveでどうだ?7GBもらえるサービスがある。

2. Boxではどうか?ここは太っ腹で、50GBももらえる。

オッと、こんな警告か。でもfolderでも可能のよう。
改めて試行し直すと、

これで落選。100MBじゃ話にならない。

3. Yahoo Boxではどうだろう?会員なら、50GB使える。

これもダメ、フォルダーは門前払い。

4. Adriveというストレージ・サービスがある。だまって50GBくれますよ。こいつも試してみよう。

おや、うまくいったか?でも変だな、2GBを超えるファイルが欠落している。改めてそのファイルだけ選んで、アップロードを試みると、

勝手に無視するなんて、恐くて使えん。

結論は?無料のオンラインストレージはバックアップ用途にはまともに使えない。できるのは、館主の知る限りDropbox及びSugarSyncだけ。それぞれ無料ではバックアップとしては容量不足。しかたなく館主は有料契約。

デジカメ写真取り込みたいがDropBoxインポート時々居眠り?

 デジカメで写した写真をパソコンに取り込むのが面倒。メモリー・カードを抜いて、USBリーダーに差し込み、パソコンのUSBポートに挿入。エクスプローラでファイルを読み込む。適当なリネームソフトを使って、いつも日付をファイル名にして、自分のライブラリーに移動。といった一連の作業をここ何年も続けてきた。
 最近はWi-Fi機能の付いたデジカメがあるようだが、まだこのデジカメを買い換えるのはもったいない。Wi-Fi機能の付いたICリーダーを使えば、USBケーブルをつなげる手間は省けるが、まだ高すぎる。というわけで、未だにこの方式を繰り返している。
 このところひとつありがたいのは、DropBoxがUSBデバイスを検知したら自動的に立ち上がり、インポートし、さらには日付入りの名前まで付けてくれるようになった事かな。タダ困るのが、この機能時々働かず、ちょっと気まぐれな事がある。
 DropBoxのFAQに従い、最初は自分の設定ミスを疑った。この画面を開いて、

 次ぎにここへ行くと、デバイスの自動再生設定に間違いはないことを確認。

 しょうがない、何度デバイスを指し直しても、現象が変わらず。
 最後の手段は、DropBoxを再導入かな。
 オヤオヤいつから、こんな厳重な事を始めたんだろう。まるでGoogleの2段階認証プロセス「SIMフリーのスマホを手元に、Googleの2段階認証プロセスに挑戦」みたいだね。

 おまけに、そうかインストールし直すと、データベースの再構築を始めてしまうのか。

 というわけでやっとの思いで、自動インポートするようにはなったものの、これじゃ「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」ですな。

日本でも売り出したNexus7

 Nexus7が日本でも販売開始したとのニュースが昨日駆け巡った。例えば「Googleの7インチタブレット「Nexus 7」、日本でも1万9800円で販売」もともと米国では16Gモデルが249ドルだから、79円/$で、現時点の為替レベル(77円80銭近辺)を考えても悪くない値付け。直接米国より個人輸入する事を計画した時には、発送費用等まで負担する事を覚悟していたので、魅力的な価格だ。
 なぜ、米国以外では売らないという方針(この記事「そうか、日本人には売らないnexus7」)を撤回したのかよく分からない。事前の噂もなかったので、文字通り寝耳に水だった。
 すでに発送のメールを受け取った人も居るらしいが、館主の注文には音なし。気がついたのが遅かった?マ、これだけ待ったので、急ぎはしない。

SIMフリーのスマホを手元に、Googleの2段階認証プロセスに挑戦

 Android端末からスマホ界に入り、メインのメールアドレスをGmailにする。それ以来館主はGoogle提供のサービスにどっぷりと浸かるようになっているのが、現実。メールだけなら大したことは無いが、Google Walletまで手を広げると、時々不安になる。たまたま、この記事を目にし、一念発起。「How to use Google two-factor authentication
 以下は、このプロセスにはまる過程での、試行錯誤の記録であり、自分の備忘録。細かな話は別途書くとして、今回のブログでは大まかな話を書くことにしよう。
 2段階認証プロセスってどんなもの?
ログインページで、ユーザー名と共に、自分の決めたパスワードを入れるところは、これまでと同じ。その次ぎに、本当に本人がログインしているのか確認するステップが挿入され、このプロセスのことを言っている。
 SIMフリーのスマホと何の関係があるの?
イヤ別にSIMフリーである必要は全くない。SMSを受け取ることの可能な携帯電話でありさえすれば良い。ただ館主の場合、キャリアの2年拘束期間がイヤで、SIMフリーのスマホに切り替えてしまった。データ通信専用のSIMではSMSテキストを受け取るには工夫が要るので、その分ハードルが高いかな。「SIMフリーAndroidスマホにもPinger利用してGoogleVoice番号でLINEを登録」で書いたように、館主はPingerというサービスに登録して、そこからいただいた米国の電話番号を利用。
 新しいプロセスで戸惑うのはどこ?
 3箇所有ると思う。
 (1)確認コードを入れなさい
さて最初に出くわす画面は、これ。

 (2)SMSを確実に受け取れるか
こういうメッセージが手元のスマホで即座に受信できるかどうか。

先に触れたように、データ通信専用のSIMを差し込んだSIMフリーのスマホではこの問題を確実にクリアしておかないと話にならない。館主の環境でも、時々SMSが到達するのに、時間がかかることがあり、せっかく入力しても「遅刻」と見なされ、再度別のSMSのやりとりを促される。
 (3)アプリケーション固有のパスワードって何
読んで字のごとしだが、館主ですら未だログイン途中にこれを尋ねられるとドキッとする。6桁の確認コード(数字のみ)はスマホには飛ばずに、パソコン上で16桁のコード(英字のみ?)が示され、パソコン上で入力して登録することになる。

今度はDomain更新を口実に騙そうとしたスパム

 多分ここ最近、Gmailでスパムと判定すると、その理由を示してくれるようになった。有り難いサービスだ。
 しかしその時は先生も間違えることがあるのか、と思ったのだが・・・
 発端は、こんなメールを受け取ったこと。一見すると、まともな請求書に見えるが、グーグル先生はスパムと判定した。

 先生の誤判定と一瞬思った理由は、ドメイン管理団体への信頼性を疑わせるトラブルが去年の契約更新後起こったから。でも思い直すと、あれはドメイン名とは別に購入したサービス内容をめぐる不満だった。長期契約を去年更新したばかりで、一年足らずで更新を迫られるのはおかしい。
 とりあえず、メールの発信者を調べると、こうだ。おかしなドメイン名だし、いつも受け取る管理団体のフォームと違う。

 Google先生は正しかった。これがドメイン管理団体にアクセスして調べた館主の契約内容。

 そんなことまでして騙そうとするか?腹が立つと同時にあきれてしまう。こんな手口があったのか。ドメイン所有者のプライバシーは原則公開されている(非公開にするには費用がかかる)ことを、逆手に取った新手の詐欺だった。