次期Windows Phone「Mango」を国内披露

 次期スマートフォンOS「Windows Phone 7(開発コード名:Mango)」で採用されるインタフェースが「Windows 8」と呼ばれる次期Windowsに引き継がれることを明言したそうだ。
ソース次期Windows Phone「Mango」を国内披露、日本語やソーシャル対応をデモ

Windows 8 の足音が聞こえ始める

 去年市場に出回り始めた、Windows 7、と思っていたら、もう次のOSが話題になっている。
 先週、デモを見たという記事から引用。
Shock: Windows 8 optimized for desktop tablets
 Windows 7 とは似ても似つかぬlook and feelらしい。むしろWindows Phone 7という携帯電話用のOSに似ているとか。アメリカでも売れていない携帯電話なので、日本人にはぴんと来ない例え。結局失敗したVistaの二の舞にならなければよいが。
 デモによると、何か画面にモザイクのようなタイルが現れる。それぞれのタイルが、アプリケーションおよびデータに対応するとか。幸い、”Windows 7″ modeは残るらしいが、さすがにXP modeは捨てざるを得まい。MSは未だにXP nativeを使いたがる日本の大企業をどう説得するのだろうか。
 もう一つ面白いのは、新たなOSが走るのはIntelだけではなく、今日スマホ用として知られているARMチップも対象になるそうだ。とすると、市場でほぼ完璧に打ち負かしたはずのAppleの後をまるで追っているかのような印象を受ける。

MicrosoftがPC makerにより影響力を行使

 次のOS(Windows 8)を開発するに当たって、MSはPCメーカーにより接近し、影響を及ぼそうとしているそうだ。W8の見かけは、あたかもスマートフォンをPC画面に拡大したかのように、タッチ式になる。
 そこで、MSはディスプレーのメーカーに対して、事細かに注文をつけているらしい。画面のAspect ratio(16:9)、解像度(1366×768 pixel、こんな程度か?)、ベゼル巾まで口をはさんでいるとか。
 では、これまでのマウスやらキーボードまで切り捨てることになるのか?どうも、それを使う方法も残される見込み。キーボードで文書を作成する館主には、スマートフォンの文字入力はいまだに苦痛以外の何物でもない。
 翻って、これはAppleには縁のない問題だと言っている。確かに、設計から製造まで一社独占で我が道を行くApple型が良いのか、OSだけを作って、HWは他者に任せるMS型(Googleも同様)が良いのか、目の離せない勝負が続く。
ソース記事:Microsoft looks to expand influence over PC makers

Nokia製Windows Phone発売時期

 Nokiaが売り出すWindows Phoneは第四四半期だという。アメリカのクリスマス・シーズンを目がけているのだろう。Nokiaと言えば、かつてはスマートフォンなどという言葉の無かった時代、携帯電話業界を牛耳っていた会社。
 Microsoftが提供するWindows Phone operating systemはコードネームMango、MSも年内に出荷することは至上命題だろう。
 とはいえ、いかにプライドの高いこの二社の組み合わせでも、流れはAndroid/iPhoneに流れている。
ソース:Nokia confident that Windows Phone will ship this year

OS:GoogleがまだAppleに及ばないこと

 やはりいろいろな点で、Appleは技術的成熟度で他社をリードしていると言わざるを得ない。
 この記事は、GoogleがAndroidのバージョンでまだ統合化に成功していない点をついている。ご存知のとおり、AndroidはスマートフォンにはV2.Xを、一方、タブレット向けにはV3を提供している。細かく言うと、現在市場には310以上のAndroidデバイスがあふれ、OSは主なものだけでも8種類も有り、Googleは相当手を焼いているらしい。
 いずれ、V2系(Gingerbread)とV3系(Honeycomb)とを統合して、VX(Ice Cream Sandwich)に年内第4四半期に出荷する予定だという。
 他方、Appleはかつて同様な問題を抱えていたが、iPhoneとiPadと統合化を一足先に解決済み。ウーン、やはりJobsのリーダーシップはたいしたもんだ。
ソース:On fragmentation, Google still comes up short against Apple