Evernoteにも加入を決める

 このツールも評判がよい。これはいわゆるオンラインストレージとは一線を画し、パソコンを操作しているうちに、ちょっと思いついたことを下書きに殴り書きするといったイメージ。これまで館主は、思いついたことは、エディター(秀丸)を起動して、書き込んでテキストでセーブするようにしてきた。小さなテキストファイルがばらばらとあちこちのフォルダに散在することになる。
 このツールは、起動して新規ノート・アイコンを押す度にいくらでも、思いつきを蓄えられる。それだけではたいしたことはない。おもしろいのは、題名やら作成日でソートができ、タグを付けられるので、思いつき集をあとからうまく検索できる仕組みを備えること。
 あるExeファイルを急いで、有るパソコンから別のパソコンに移す必要が生じた。DropboxとかSugarSyncだと、強制的に同期を取る仕組みが無い。「強制的に同期する仕組みが欲しいな、オンラインストレージ」に記したとおり。そこでこのツールを使ってみることにした。ところが、貼り付けようとしたら、このエラーが出た。

 そうか、正式会員にならないと、使えないのか。今後長くおつきあいしそうなので、会費を払うことにした。一月5ドルだが、一年分契約すれば9カ月分、45ドルで済む。

 クレジットカードの情報を記入すると、プレミアム会員登録完了。

 これでめでたく、Exeファイルをサーバー側に、貼り付け、同期ボタンを押すと、同期完了。

強制的に同期する仕組みが欲しいな、オンラインストレージ

 Xmarksを使ってみて、気づいたのは、Dropboxにせよ、SugarSyncにせよ、クライアントから強制的にサーバー側にアップロードして、同期させる仕組みが無いこと。もし時間がたっぷりあれば、バックグラウンドで気づかないうちに、まったりと自動的にアップしてくれるのはいい。しかし場合によっては、トップ・プライオリティでいいからアップして欲しいことだって有る。
 こういうケースだ。出勤前に、ある一群のファイルを作って共有フォルダに入れる。作業の続きを会社で行いたいことだって有るだろう。その場合、時間がない、ゆったりと同期を待っていたら遅刻してしまう。
 イメージとしては、Evernoteの同期アイコン。Evernoteを開いて、いくつかノートを作成、左端の同期アイコンをクリックすると、

 同期が直ちに始まり、終ると、同期完了と知らせてくれる。

本当に同期が取れているのか、オンラインストレージ

 オンラインストレージの最大のポイントは、館主の場合、共用と同期にある。自宅、職場、外出先と問わず、どこからでも自分のデータにアクセスできる機能(共用)とそれを裏で支える自動同期機能だ。その魅力にとりつかれて以来、どんどん利用範囲を広げてきた。
 ところが、Xmarkなるソフトを新たに導入して以来、同期の仕組みに疑問を持ち始めたという記事を「オンラインストレージの同期の仕組みが分からなくなった」に書いた。
 ほぼ同じ時期に、同期の崩れている実例を目のあたりにして、疑問は不安に変わりつつある。
 Dropboxの例を挙げよう。すべて最新の状態に同期されているとの表示”All files up to date”を見れば、誰もが安心する。

 ところが、ファイル・リストを見ると、明らかに同期されていないファイルが存在する。整合性がとれていると、すくなくともこちらは考えていない。同期済み”All files up to date”なんて、勝手に判断しないでくれよ。

 そこで、Launch Dropbox Websiteという操作を起動し、Dropboxのサーバーをのぞいてみた。そうすると、サーバー内でも同じく空のファイル。同期済みと見なしたのも一理あると言うことか。

 なぜこういう状態になったのか?それを調べるため、ファイルを右クリックして、Previous versionsを選んでみた。

 Dropboxの優れた点は、ファイルの履歴を残していること。最初アップロードされた以降、何らかのタイミングで、データが消されたらしい。もし人為的な削除(Delete)ならファイル名ごと消えるので、ゼロバイトにする操作とはどういうものか、ちょっと館主には思いつかない。

 いくら考えても、原因不明。とにかく、復旧作業に取りかかろう。Restoreの結果元のファイルに戻った。

 館主の場合、自分でアップロードしたことを覚えていること、また画像だから正しく復旧されたことを一目で確認可能。
 しかしこれがシリアル番号を振っていないようなファイル名ではどうか?同期が破綻しているかどうか確認するのは容易ではない。また、文章ファイルとか、さらにはバイナリ・ファイルだったらどうか?自分の意図したとおり確実に同期が確保されているか、どこまで信頼できるのかなー?
 というわけで、オンラインストレージとうまくつきあうにもコツがいる。ここぞというタイミングで同期していないことが判明しては困ってしまう。やはり頼りきりにせず、適時自分でバックアップを取っておくことも必要かな。

ようこそ、Googleの名をかたった新手の迷惑メール

 昨日おもしろいSPAMメールを見かけたので、紹介したい。
 いつものように、寝る前GMAILを開けてみた。相変わらず「迷惑メール」フォルダに何通かSPAMメールが入っている。その中にGoogleからのメールが入っているではないか。
 中の英文を読むと、いかにもそれらしく実に巧妙に作文してある。でもね、頭をよーく冷やして考えてみれば、天下のGoogleがこんなメールを個人宛に、出すわけが無いじゃないか。パスワードを尋ねるなんて、とんでもない事じゃ。

 それにしてもGoogleはえらい、見事に迷惑メールと判断した。

「Tweet This」プラグインの不具合修正済み

 先日、「これはちょっと、「Tweet This」プラグインの不具合」という記事を書いた。今回はその後の報告。
 実は、先月すでに修正されていた。このツールの作者は、その後何度かバージョン・アップしている。(ちなみに現在のバージョンは1.8。)この現象が直ったのは、その記事を書いた直後だったと記憶している。
 同じページで、ツイートをクリックすると、こんな具合に見え、正常であることを確認できる。

 それ以来、浮気せずに、このプラグインを使わせてもらっている。

SSDをSATA3カード経由で動かす、超300戦記その7

 いよいよこの戦記(反面教師からの教訓)も最後。
 販売店から戻ってきた、カードで再挑戦し、またもや再失敗、そしてその後成功を迎えた。終わりよければすべてよし。とはいえ、これまでの調子でだらだらと書いていてはきりがない。最後を迎えるに当たって、今回は反省会。
1.しなければいけなかったこと
 マザーボードを疑い、ダメ元でファームウェアを最新版に更新すべし。
 戻ってきても、症状が変わらず、がっくりと来た。SSDもSATA3カードもともに正しく認識されているのだから、マザーボードのファームウェアを下手にいじりたくなかった。失敗すると、影響が大きすぎるから。だが、しょうがない。最後の手段。一見どこにも問題のなかった、@BIOSがこれ。

 ファームウェア更新が終ると、

 再ブート後、またこの画面が出て、ひやりとするが、

 あっという間に次の画面に進み、

 あれよあれよという間に、ブート・シーケンスを終え、Windows7のログイン画面。余りにあっけなく完了。気が抜けてしまった。
 参考までに、@BIOS画面を見ると、前とちょっとだけ違うかな。

 パフォーマンスの評価画面を開くと、再評価の必要ありとお知らせ。

 最下位だったディスクの値が、一挙に最高レベル7.9にジャンプ・アップ。

2.してはいけないこと
 ASUSのUSにあるフォーラムに載っている下記の話題を読まないこと。その中に紹介されているサイトに一見それらしきFWが載っている。しかしそれにはまると、泥沼に入り、とんでもないことになる。
 Topic : [Problem]U3S6 + Crucial C300 SSD + Evga 680i Hangs at boot
 英語は読みたくないという人は幸いだ、過ちは犯さないから。

Xmarksに薄日が差した?

 同じURLなのに、このところ次々と内容が変わる。URLとは、以下のアドレス。
http://www.xmarks.com/msie/upgrade/1.3.0
 今日はこんな内容だった。これがモジュール更新の本来の内容だろう。

 「End of the Road for Xmarks」から「UPDATE: Xmarks Sync NOT Dead Yet」へ、そして「Upgrade Successful!」か。めまぐるしいよ、しばらくは目が離せないな。
 びっくりする内容ではなくなったと言うことは、会社にとって少し安心材料が与えられたと言うことかな?そこでCEOの昨日のブログ「Xmarks Victory for the Users, by the Users」をのぞいてみる。
 以下のような言葉からすると、いろいろオファーはあり、前向きな姿勢に変わりつつあるようだ。
This is not a signed, sealed done deal yet. But with multiple offers on the table we’re pretty confident that Xmarks will continue on with no service interruption.
 何と言っても、これができるのはXmarksだけ、健闘を祈る。
Xmarks can synchronize your bookmarks between Firefox, Internet Explorer, Safari and Chrome!

Xmarks、まだ死なないぞ

 数日前に、「End of the Road for Xmarks」と記されたページを開くと、今度は「UPDATE: Xmarks Sync NOT Dead Yet」と書き直されていた。
 同時にそれには、年間10ドル支払うという約束(pledge)が各ユーザーから欲しいとも言っている。Pledgeとは日本人にはなじまない方法だが、辞書を引くと公約とか担保とか訳すらしい。「No credit card is required, but please only pledge if yo are genuinely willing and able to pay」と言っているから、今直接お金を払うと言うことでもないようだ。

 ついでにXmarksのCEO(James Joaquin)の09/30(木)付のブログ「Xmarks is Dead. Long Live Xmarks?」を読んでみる。台所の事情が苦しくこれ以上企業の存続ができなくなったというようなことが記されている。以下はその拙訳。経営者の考えたビジネス・モデルがうまくいかなかった理由を三つあげている。
 その一、同期そのもので有料化することは当初の戦略ではなかった。
 その二、有料化への初期の試みは失敗に終わった。
 その三、手強いツールの出現(Firefox/Chrome自身がsyncツールを提供開始したこと)。
 なるほどそうだったのか。確かにこの環境で、生き抜くことは容易ではない。200万人のユーザーを抱え、その500万台に及ぶデスクトップをサポートしている現在、CEOの苦悩が十二分に伝わってくる。英語の上手な皆さん、ぜひ一読されたし。微妙なニュアンスが分かります。

Xmarksよさようなら

 「I don’t know why you say goodbye, I say hello」有名なビートルズの歌。
 誠に世の中、特にIT業界の動きは激しいもの。せっかくXmarksなるソフトを見つけて、気に入り、館主はすべてのパソコンに導入。その記事をここに記した。
 そこに、いずれ消える(discontinue)事に触れた。その件をもう少し書いてみたい。
 いいツールを見つけ喜んでいたのもつかの間、アップデート・モジュール1.3.0の案内を開いた途端、「Xmarks Sync to be Discontinued」のお知らせ。Good newsとBad newsと同時に届いた。確か来年の1月10日までとか書いてあった。
 Toddという人の、09/27(月)のブログ:「End of the Road for Xmarks」には淡々と歴史を振り返り、90日内にサポートの幕を閉じる旨のメールを担当者が用意していると言う。

オンラインストレージの同期の仕組みが分からなくなった

 Bookmarkの同期のために、Xmarksを導入すると、パソコンを立ち上げ、特に最初のログイン時たびたびこのような警告が現れる。

 これが言わんとすることはきわめて明白。例えば二台のパソコンがあるとし、サーバー側と計三箇所の同期が取れていたとしよう。さてあるときパソコンAでブックマークを更新する。流れとしては、これをツールが検知して、サーバー側で持っているブックマークを書き換える。その後、パソコンBにログインしたといった場面を考えればよい。通常は差分だけMergeすればよいのだろう。ただ追加、削除を繰り返し、一度リセットしたいような場合があろう。サーバー側の元データーから強制的に書き換えるには、Downloadを選ぶと言うことだろう。
 さて、それじゃこれまで見てきたオンラインストレージではどうなのか、疑問が一挙にわく。少なくとも、ユーザーには使う環境は二箇所以上有り、そしてサーバーがあるから、最低三者をきっちりと「同期」させるのはそう簡単じゃないぞ。思いつくまま列挙する。
 データの整合性を取る仕組みが不明。どこが基準になるのか?オンラインストレージの場合、サーバーに主導権が有るかのような図で各社説明している。本当か?パソコンAであるファイルを更新した瞬間、ユーザーにとっての基準はパソコンAだろう。この変更が、サーバー側(ツール提供者が米国なので多分米国に有るのだろう、どこであろうと同じだが)を書き換えるまでには、当然タイムラグがあろう。実際使ってみれば分かるが、同期が取れる(Dropboxなら”All files up to date”、SugarSyncなら”All files are backed up and in sync”)まで、イライラ待たされることがある。同期完了前に、他のパソコンでの更新を止める仕組みはあるのか?他のパソコンでも更新を加えようとしても、Xmarksのような警告が出ないので、整合性がとれないのではあるまいか?異なるパソコンからでも非同期に更新を許してしまうのではないか?
 ある更新がサーバー側にアップロードされて、同期が取れた瞬間を知る方法は無いのか*?例えば、ある量の変更を加えてローカルの処理は完了した場合、すべてアップロードが完了するまで、このパソコンの電源を落とせないだろう。ではいつまで待てばいいの?
 疑問がさらに膨らむ。これまで使ってきた限り、DropboxにもSugarSyncにも強制的に同期を取る仕組みがない。あるパソコンで更新を加えて、これを今後の基準にしたい場合、それをオンラインストレージに知らしめる方法が無いじゃないか?
 先日、デジカメで写した古い写真が、何かの拍子に作成時期、更新時期が書き換えられ、新しい日付になっていることに気づいた。なにやら最近世間を騒がせている、大阪地検特捜部の証拠物件改ざん事件みたい。それはともかく強制的に正しい古い日付に戻した。ここでまた疑問に悩まされる。このように古い日付のファイルと新しい日付のファイルがあった場合、同期はどういう仕組みになるのか?古い方が正だと知らせたいが、その方法が分からない。ひょっとしたら新しい方が無条件に正と勝手に判断されるのか?
 考えれば考えるほど、仕組みが分からなくなった。その点について明快な説明が、懇切丁寧なビデオ解説ではあったが、導入時に無かった。そこら辺設定する箇所も見つからない。それにXmarksのように、どうするかユーザーの判断を仰ぐ警告も見たことがない。ウーン、今更何を言うかだが、オンラインストレージに頼り切るのは怖いな。
 * 注:知る方法は無い訳じゃない。例えば「SugarSyncクイックスタートガイド」ではこう言っている。「一度ファイルが同期された後は、フォルダ上に緑色の小鳥アイコンが表示され、SugarSyncによって安全にバックアップされたことをお知らせします。」でもね、実際使うと分かると思うが、小鳥アイコンが出るタイミングがなかなか予測できないんだよね。