Diceを自動的に動かさないと、スタートアップだ?

 前回の投稿の続き。
 よく考えると、考えるまでもないか、一回起動させるぶんにはいいが、このソフトは基本的に常に動かさないと意味がない。特に、最近の我が家のようにアドレスが頻繁に変わる場合には。
 最初に思い付いたのはXPでよくやったように、スタートアップに登録しておくこと。さて、Windows 7で登録するのはどうするんだろう。
 またググってみると、こんな記事があった。
ALL Userの場合、以下の場所だという。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
 おかしな場所だがともかく、その場所のショートカットをデスクトップ上に作る。Diceのショートカットをそこにコピー、これで完了。
 さっそくパソコンを再起動。システムが立ち上がって、ログイン。あれれ、いつまでたってもDice様が動き出す気配が無い。
 この続きは次回に。

今更ながらのDice、64ビットOSで動くのか?

 思うところあり、Diceを再び稼働させることにした。これはWindows 7 (64ビット版)に導入した際の自分の備忘録。
 かつて非力なパソコンを24時間運転して、自宅サーバーを運営していた時期がある。OSはWindows 2000にした。金をかけたくないから当然グローバルアドレスなど持てず、Diceを使って、DNS変換していた。その後、いろいろあり、結果的にアメリカのサーバーをレンタルして以来、Diceとは縁が切れた。
 最近無線LANルーターをPPTPサーバーとして動かし、外出先からiPhoneでVPN接続して遊ぶことを考えている。そのためにはグローバル・アドレスが安定していないとまずい。ところがこのところアドレスがひどく不安定。家人がうちのパソコンを上げたとき、Diceを起動して、更新する仕組みを考えた。
 前置きはそのくらいにして、とにかく久しぶりに、作者のホームページをのぞいたら、昔とまったく変わらない。
 2006年Version 1.59を最後にもう更新を止めてしまったようだ。当時まだ登場していないWindows 7、しかも64ビット版で動くのか不安。といってSarad氏のあまりに有名なこのソフトをしのぐ後継ソフトが見あたらない。
 人柱になること覚悟に、突進。まずはDownload EXE Packageを落として、インストール開始。なにやらエラがーが出て、導入は門前払い。別のPCに入れたWindows 7 32bit版では動いたので、これはもう64ビットはだめということか?
 ググってみると、MSI Packageで動かしたという情報あり。次ぎにそちらを落として、やり直し。おかしなメッセージが頻出するものの、なにやらインストールは終ったみたい。
 自分のドメインを入れてあげると、この通り動いてくれた。
 まずは自分の登録したドメイン名他を設定。

 とりあえず起動すると、アドレスを合わせてくれる。

 稼働中をここでも確認できる。

 SARAD様、これからもお世話になります。

最新の無線マウスの調子が悪く、困ったの巻

 先日、館主の持つパソコンのうち一台で、Buffalo製の無線レーザーマウス(BSMLW08BL)を使い始めた。
 従来、三台のパソコンを切り替え器を経由して一台の有線式マウスで使ってきた。ところが、最近自作したこのパソコンだけがスマートに制御できない。というのは最新のマザーボードから、マウス専用ポートが無くなったことをあとで気づいた。キーボード専用ポートだけがまだ残っていた。
 マウスなどいくらでも手元にある。昔の有線のメカニカル・ボール式から、最近の無線レーザー方式マウスまで。代わり映えのしないデバイスを今更あまり買う気はしなかったが、しょうがない。
 某日、たまたま寄ったXXデポでちょうど目玉商品、仕様を読んでもなかなか良さそう、その場で購入。今年発売のまだホカホカの新製品、いい買い物をした(とその時は思った)。
 ところがこれ、使ってみると、動きがすこぶる悪い。まったくなめらかさが無く、カックンカックンといった調子でポインターが動く。
 メーカーのホームページによると、最大10メーターの範囲で使えるとある。こちらの環境は、直線距離で2メーター程度。ただし厚い木製の板が間にある。
 製品仕様を調べると、電波到達距離は非磁性体(木の机など)で約10m、磁性体(鉄鋼の机など)で約3m とあり、問題無いはず。
 ドライバーが必要なのか?そこでホームページにアクセスして、マニュアルでドライバーをダウンロードして、導入。ところがそれでも、動きの不自然さは変わらない。デュアル・ブートのどちらの環境、XPでもセブンでも、不具合は変わらず。
 ついにこの製品は使い物にならぬと判断。ドライバーは特殊用途「横スクロール機能」専用とわかり、どうあれ削除、マイクロレシーバーも外して、使わないことにした。
 困ったな。他の環境で、目下だましだまし使っている。
 このメーカーの周辺機器は結構手元にあり、これまで問題は無かった。それだけに今回の件は残念。

SSDをSATA3カード経由で動かす、超300戦記その7

 いよいよこの戦記(反面教師からの教訓)も最後。
 販売店から戻ってきた、カードで再挑戦し、またもや再失敗、そしてその後成功を迎えた。終わりよければすべてよし。とはいえ、これまでの調子でだらだらと書いていてはきりがない。最後を迎えるに当たって、今回は反省会。
1.しなければいけなかったこと
 マザーボードを疑い、ダメ元でファームウェアを最新版に更新すべし。
 戻ってきても、症状が変わらず、がっくりと来た。SSDもSATA3カードもともに正しく認識されているのだから、マザーボードのファームウェアを下手にいじりたくなかった。失敗すると、影響が大きすぎるから。だが、しょうがない。最後の手段。一見どこにも問題のなかった、@BIOSがこれ。

 ファームウェア更新が終ると、

 再ブート後、またこの画面が出て、ひやりとするが、

 あっという間に次の画面に進み、

 あれよあれよという間に、ブート・シーケンスを終え、Windows7のログイン画面。余りにあっけなく完了。気が抜けてしまった。
 参考までに、@BIOS画面を見ると、前とちょっとだけ違うかな。

 パフォーマンスの評価画面を開くと、再評価の必要ありとお知らせ。

 最下位だったディスクの値が、一挙に最高レベル7.9にジャンプ・アップ。

2.してはいけないこと
 ASUSのUSにあるフォーラムに載っている下記の話題を読まないこと。その中に紹介されているサイトに一見それらしきFWが載っている。しかしそれにはまると、泥沼に入り、とんでもないことになる。
 Topic : [Problem]U3S6 + Crucial C300 SSD + Evga 680i Hangs at boot
 英語は読みたくないという人は幸いだ、過ちは犯さないから。

SSDをSATA3カード経由で動かすまでの苦闘、超300戦記その6

 さて、前置きはそのくらいにして、とにかくカードが届いたことから始めよう。箱に入っているのは、カード本体、CD、取扱説明書、SATA3ケーブルが2本。
 取扱説明書に書いてあることは、たいしたことが書いていない。注意点は、PCI Express x4 slotにまずは差しなさいというくだりあたりかな。でもコネクターの形を見りゃ分かるよね。
 まずはカードをしっかりとマザーボードに差し込む。SATAコネクター2個のいずれかに、ケーブル2本のいずれかを差し込む。トラブル・シューティングの途中すべての組み合わせを試したが、どの組み合わせでも同じ結果のはず。
 SATAコネクターの他端をSSDに接続。さてこれでブート開始。結果はブート・デバイスが存在しないというメッセージ。やっぱり、そうか。ここからが、パソコン自作の楽しみかつ苦しみの始まり始まり。
 マニュアルには載っていない事項なので、すべて自分のこれまでの経験でものを考えるしかない。多分、マザーボードあるいはASUSカード上のBIOSの設定が怪しいと当たりを付ける。マザーボード上のBIOSの設定を見渡すと、ATAディスクとして認識されていないことが分かる。ATAディスクとは違うのかな?ブート・デバイスをフロッピーやらCD/DVDを外し、いきなりハード・ディスクだけに設定。しかし好転せず。別の設定箇所では、ハード・ディスク群のブート優先順位を決める項目が見つかる。

ここにSSDが載っていることを発見。

どうやらSCSIデバイスと扱われるようだ。それにしてもBIOSで認識されていたことがこれで判明。ヨシ、これで解決だ!
 ところがどっこい。ブート時に下のような画面が出たまま、システムが固まる。

 ここでしばらく、このカードを挿したまま、SSDをSATA2経由に戻し、ブートさせ、カードがどう見えるのか調べてみる。
 このように、SSDはディスク・ドライブとしてしっかり認識されている。

 一方、問題のカードについても、デバイス・ドライバーが適切に動き、正しく認識されている。

 動かない原因がどこにあるのか分からず、それが問題。
 それ以来、カードを挿す位置を変え、コネクターを差す場所を変え、コネクターを替え、等々。これを悪戦苦闘というのだろうな。
 価格ドットコムのクチコミ掲示板を何度も読み直す。これほど成功と失敗が別れる製品も少ないような気がする。これをしたら、失敗が成功に至ったという記事が見つからない。
 それではと、ASUSのホームページにアクセス。しかしデバイス・ドライバーのことしか触れていない。問題はそれ以前なのだ。
 しょうがない、このUSの掲示板まで手を広げて読むと、どちらかというと失敗例が圧倒的な数で載っている。マザーボードこそ違え症状はまったく同一。
 ついにギブアップ。ネットショップに、初期不良として、返却。

SATA3カードも手に入れる、超300戦記その5

 早くはなったものの、インデックスを見る限り、これだけではまだ十分とは言えない。作戦はいよいよ第2段階に突入。
 次なる目標は、SATA3対応の能力を生かすこと。従来のSATA2で300MB/s近くまで出せないのは、どうも解せない。しかし理論上からも、日経オンラインの記事からも、300MB/sを越えないとおかしい。いよいよASUS U3S6カードの登場だ。
 このカードは癖があるのか、この使いこなせず躓く人が多い。一方で、何の苦労もなく、マザーボードに差し込んだら、すぐにつかえた人も居る。館主は、躓いた組だ。どう克服したかこれから記す。
 その前に、実はこのカードも手に入れるのに苦労した。価格ドットコムで調べると、取り寄せが意外と多い。最安値4,000円程度と、あまり利益が出ない製品のせいかもしれない。価格ドットコムによると、XXデポ店に在庫有りと出ていた。さっそく地元の店に寄るが、「扱っていません」とあっさり断られた。これを見ろよと握りしめた紙片を取り出そうと思ったが、ちょっとウトイ感じのお兄ちゃんを責めてもしょうがない。それに取り寄せになるとネットショップと変わりがない。
 たまたま玄人志向のSATA3プラスeSATAカードがその日の目玉商品。そちらの方が、安い。せっかくだから買おうかと一瞬血迷った。でも待てよ、eSATAには目下興味がないし、むしろUSB3の方が、将来性がありそう。というわけで、やはりこのカード(ASUS U3S6)にこだわった。

まずはSSDをSATA2で動かすまで、超300戦記その4

 まずは500GBディスクにつなげているSATAケーブルを抜いて、SSDにつなげ、OSを一から再導入。128GBをフルにWin7に割り当てるのはもったいない、将来OSの追加も考え、とりあえず80GBでフォーマット。Windows7はSSDがCディスクの場合には、特別にチューニングしてあるという説があり、それに期待する。これまで入れておいたアプリケーションはもちろんすべてパー。
 Windows7がSSDに最適化してあるだけでは足りないという説もある。それはSSDの書き込み速度が読み出し速度ほど速くないためで、書き込みを極力減らせという理由。そこでマイドキュメント・データ領域はもちろん、テンポラリー・データ領域等までCディスクを避ける。休止する際に、通常メモリー上の必要なデータをディスクに待避させるが、元々ブートが早くなるのだから、要らないとする説があり、それに従う。
 そうやって、得られたパフォーマンスがこれ。

 Windowsエクスペリエンス インデックスを計り直す。

ワシもC300を買ってしまった、超300戦記その3

 パソコン雑誌やら、ネットを読み散らすうち、SSDという選択肢が気になり始めた。ただ、調べるともっぱらノートパソコン向けの記事が多く、ワークステーション向けではないような気がしていた。しかも高額。
 ワークステーションに使うには、ちょっときつめだから、設定を工夫して、無理矢理?64GBのSSDで構成する記事が目に付く。
 最近話題のSSDといえば、RealSSD C300。本当は64GBが欲しかった。しかしネットショップでは決まって、期日を示さない、取り寄せ扱い。しょうがない、秋葉原に出かけて、片端から尋ねるが、どの店も売り切れ状態。やむなく、Crutial 128GB(RealSSD C300 CTFDDAC128MAG-1G1)を大枚はたいてネットショップで購入。無理矢理64GBに収めるより、将来の拡張性を考えれば、このくらい余裕があった方がむしろ良い(と自分に言い聞かせる)。
 また同時に、この製品はインターフェースにSerial ATA 6Gbpsを採用しているので、SATA3カードが無い限り、ここがボトルネックになるのは明らか。あいにく館主のマシンが売りに出された当時はまだマザーボード自体でSATA3をサポートしていなかった(と思う)。そこでASUS U3S6 (USB3.0/SATA 6Gb/s)カードも欲しい。
 しかし、限りなき自分の物欲にはほとほとあきれる。

購入後、どこから手を付けたか?超300戦記その2

 さて購入当時に戻る。そりゃそうだ、500GBハードディスクが1台しかないので、ブートもデータ領域も同じディスク。スマートな構成でないことは分かっているが、現品限りだから、あれこれ注文を付けられなかった。
 まず、500GBのディスク1個という構成はイヤだ。ブート専用にするには大きすぎるんだな。といって、一昔前と違って100GB以下のディスクを探すのは無理だし、割高。データ用にハードディスクを追加して、500GBディスクはスカスカのブート領域だけにした。
 次ぎに、空きスロット3個に各2GBメモリーを詰め込み、メインメモリーを9GBとする。当然、このさいOSもVista32から64に入れ替え。(まだ発売前なのでW7選択肢無し。)
 Windows7が発売後、待ってましたとすぐに64ビット版も加えて、Dualブート。それにしても、使い続けるうち、この構成は無駄が多すぎ、パフォーマンスも出ないと結論づけた。32ビットを64ビットOSにしても、体感速度に変わりがない。
 これが当初のCrystalDiskMark測定値。
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CrystalDiskMark 3.0 x64 (C) 2007-2010 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]
Sequential Read : 73.194 MB/s
Sequential Write : 54.109 MB/s
Random Read 512KB : 18.749 MB/s
Random Write 512KB : 36.136 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 0.312 MB/s [ 76.2 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 0.469 MB/s [ 114.5 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 0.569 MB/s [ 139.0 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 1.087 MB/s [ 265.4 IOPS]
Test : 1000 MB [C: 69.2% (74.4/107.4 GB)] (x5)
Date : 2010/08/14 8:30:36
OS : Windows 7 [6.1 Build 7600] (x64)

読み出し能力300MB/sを越えるまで、超300戦記その1

 当館で最強と位置づけるマシンは、i7 920、3GBメモリーを積み、XXデポで現品限りで半年程前に購入。当時は、確かに最強スペック、だった。ただWindowsエクスペリエンス インデックスを計ると、唯一パフォーマンスの足を引っ張っていたのがSATAディスク。
 あれこれ手を入れて、最近この問題を解決した。今では、読み出し能力は300MB/sを越え、ディスクについてはWindowsエクスペリエンス インデックスは最高位7.9をたたき出している。

 ここまでに至った長い道のりを、忘れ去る前に書き記しておこう。(記録しておかなかったデータは、すべて忘れた。)ここでは、このプロジェクトを超300戦記と勝手に称し、気の向くまま連載していく。例によって、失敗の連続なので、これを反面教師にして、読者はもっとうまくやってください。