オー、SugarSyncここまで増やせるComputer

 現金なもんだ、有料サービスに入った途端、3台目のパソコンでログインできるようになった。とりあえず自宅にある3台、実家にある1台、それに会社で使うノートパソコンの計5台(三カ所)を同期させてやれ。

 これでなくちゃ。

しょうがない、SugarSync有料サービスに加入

 前回あきらめかけたが、あきらめの悪いのが昔からの癖。ここで引き返しては、SugarSyncについてはこれ以上語れなくなる。もっとこのツールをしゃぶり尽くしたい。以前「SugarSyncの有料サービスの方がお得か」で述べたように、Dropboxよりはお安く使えそう。
 あっという間に、会員登録が済んでいた。もちろん選んだのは、エントリの30GBで年間49.99ドルコース。とりあえず最初の月は、試用期間と言うことで、無料。まあ今は円高だから、5000円を超えることはあるまい。

SugarSync無料ユーザーにはもう一つ致命的難点

 最初は自宅のパソコンと職場のパソコンと二台を同期させていた。そのうち慣れてくれば、自宅内の他のパソコンとも同期させたくなる。そうすると、このメッセージが出て、三台目のパソコンでは仲間に入れないのだ。

 有料サービスを購入するか、既存のコンピューターを削除するしか、選択肢が無いと言っている。無料にこだわる場合には、これはちょっと使えない。館主の使い方では、もはやこれまで。
 DropBoxならメール・アドレスを変えればいくらでもアカウントを登録できたのに。

SugarSyncの日本語訳はちょっといただけない

 はっきり言って、和訳の質が余りよろしくない。

  • 「完了したら、250 MBのボーナス余分なを取得できます。 」
  • 「フォルダを同期するはバックアップされ、遠隔アクセスと共有が可能になりました。」
  • 「我々はあなたが“デジタルモノ”を友達、家族、同僚に送信?共有するオプションについて知っていることを確認したかったのです。」
  • 「本当に大きいファイルを送信する必要があり、電子メールまたはFTPと問題がありますか?」
  • 「このクイックスタートガイドでは、新しいSugarSyncアカウントの自由さ、簡単操作、またアクセス能力をしむ前にまず簡単な4つのステップを学んで頂きます。」

 以下の記事を読んでいただけに、この質はいただけない。
「5月20日、同社CEOのローラ・イーシーズ氏が来日し、日本語版の提供開始を発表すると同時に、その使い勝手の良さをアピールした。」
 日本人が読むと、この訳ではおかしな印象を受ける。一ファンとして本件に関し、サポート・チームにある箇所(上記とは別)を指摘した。そうしたら、以下の回答。少しはボランタリーで書き直してあげても良いと思っていたが、あっさりと肩すかし。これで「解決済み」とお考えのようだ。日本市場への取り組み、製品品質に対するこの会社の姿勢はこの程度のものらしい。

Your Ticket has now been resolved. If you feel that this change is incorrect, please feel free to reopen it at any time.

Solution: Hello XXX,

Thank you for your interest in SugarSync!

I will forward the suggestions to the concerned department. We appreciate you taking time to send us the feedback.

Please let me know if you have any further queries. I will be glad to assist.

 「the concerned department」からの問い合わせは未だに、無い。
「糠に釘」「のれんに腕押し」。。。

SugarSync無料ユーザーには致命的難点

 この説明文を見て、びっくり。
 「無料アカウントのユーザーは最大5MBのファイルを共有できます」
 こんな小さなサイズで制限を設けるなんて、何かの間違いじゃないか?さっそく試したところ、間違いなく、エラーになる。

 一方、Dropboxではまったくサイズで問題がない。例えば、


 それどころか、200MBのファイルの共有すら実証済み。以下の記事を参照されたし。
ファイル単体の共有はどうする?Dropbox
 ここは文句なく、Dropboxの勝ち!

SugarSyncではComputerで各デバイス管理

 Dropboxと異なり、Computerという概念が入った。これはどういうことなのか?
 Dropboxでは、端末毎に異なるIDを登録し、それぞれ共通なものと、端末ユニークなものと使い分ける。同期、共有する鍵はSharingという機能であると考える。
 一方、こちらの方では、登録するのは一つのIDに限定し、各パソコンの違いはComputerで管理するという設計らしい。

 ということは、BriefcaseはDropboxでいうPublic folder、Briefcase以外はDropboxでいうPrivate folderに相当するのかな。

SugarSyncインストールで自動作成されるフォルダー

 SugarSyncをパソコンにインストールすると、Magic Briefcaseというフォルダーが作られる。「SugarSyncマネージャがインストールされていれば、このフォルダに入れたファイルはすべてのコンピュータに対して自動的に同期されます」とある。Computerに関わらず、共通して同期ないしバックアップしたいファイルはここへ入れろと言うことらしい。ちょうどDropboxをインストールすると作られるMy Dropboxと同様。

 ただ、よく間違えそうになるのは、決して新たにストレージが増えるわけではないのだな。自分の領域の一部を同期用に割り当てると言うだけの話。追加ではなく、浸食。
 どのファイルを同期させるのか迷う。使い始めて数週間になるが、未だにこうすべきだという確信が持てない。一つはっきりしているのは、同期させると決め、Magic Briefcaseフォルダーにコピー(ないし移動)したファイルは、すべてのコンピュータで領域を食うと言うこと。ここはLANで接続した共有ストレージと大きく異なる点。

SugarSyncの有料サービスの方がお得か

 DropBoxを語ると、SugarSyncについても触れたくなる。SugarSyncあれこれ、以下いつものごとく、思いつくまま。
 まず、Dropboxと何かと比較されるサービスについて。
 Dropboxは、2GBまで無料、50GBまで月払い9.99ドル、100GBまで19.99ドル。これに対して、SugarSyncは、30GBまで4.99ドル、60GBまで9.99ドル、100GBまで14.99ドル、等々。最大は500GBまである。もし同等の機能だとすれば、SugarSyncの方が、ユーザーのニーズに細かく対応し、しかもお得な気がする。

quanpで遊ぶ-終わりに(その八)

 quanpを導入すると、ついで?にquanp.monitorというソフトが常駐するようになる。このソフトの使い道はよく分からない。その字の通りだと思うが、始終アップロードしているならともかく、常駐させる必要があるのかな。


 最後に、無料コースを総括しよう。このソフトの強みは写真と検索の二つではないか。
 他のオンラインストレージと異なり、容量が半分の1GBだし、大量データのバックアップとか共用には期待しない方がよい。
 このツールの持ち味は、ニッチな分野に特化することだと思う。オンラインストレージでは強豪がひしめいているので太刀打ちはできない。かといって、写真なら写真で検索するのにはGoogleのPicasaを始め、Microsoftのフォトギャラリー等無料ソフトながら強敵が控えている。有料サービスとして生き残るのは並大抵のことではない。だけど、この分野に進出した唯一の国内メーカーだ、がんばれ!

quanpで遊ぶ-quanp.send(その七)

 これは6月30日にリリースされたばかりのツール。他人(quanpを利用しているか否かを問わない)に任意の(100MB以内)ファイルを送ることができる。前に述べたように、無料コースでは、他人とファイルを共有することができないのだ。
 今回、その代わり、URLでファイルを送信することを可能にしたと言うことらしい。ダウンロードに会員登録は不要。従って、これでやっと他のオンラインストレージと同等機能を提供できるようになった。
 なお、quanpならではのユニークな機能がもう一つあり、「送信されたファイルは、送信と同時に自動でquanpにアップロードされるので、バックアップにも便利」とある。なるほどこれはうまいことを考えた。
 ただ、難点を一つだけ言わせてもらうと、アップロードされるプレイスを選べないこと。どこかで尋ねられると予想していたら、そのまま送信が終ってしまった。あとで確認すると、「Home」がデフォルトでご指定のようだ。quanp.dropのように、指定させれば良かった。