日本が選べない?身元不明Android端末入手後の顛末(2)

 驚いた、選択肢に日本が入っていない!日本語ってそんなマイナーな言葉なの?まさかそんなことがあるとはつゆ知らず、事前に確認するなんて思いも付かなかった。これはどえらい失敗をしでかしたか。

 売り手は、台湾の業者。商品説明にこう有った。
Pls advise what language will be use in operate system, or English is default.
もちろん日本語を指定。
 そういえば、おかしなことを言っていたっけ。なかなか発送の連絡が来ないので、催促したところ、こう来た。
hello , still looking for Japanese language ,will arrange soon ,thanks
「Japanese」を選ぶだけのことをおかしなことを言う。
 まんまと騙されたな、本人は騙したつもりはなかったのかもしれないが、選択肢に入っていないことを白状して欲しかった。
 しかしここで相手の非を責めても、相手側に(明示的に日本語が使えるとは言わなかったと)言い逃れする余地が有ると、残念ながら認めざるを得ない。

アンドロイド端末の最初の機種変更で悩んだ事

 新端末を手にして考えてみたら、考えるまでもないか?、機種を変えたい場合どうするのかな。最初の端末ではそんなことも考えず、次々とアプリケーションをダウンロードしてきた。グーグル教授に尋ねるが、これはという答えが見つからない。
 1. アカウント変更は必要か?
 だいたい二台目の端末に同じアカウントで登録すべきか否か、これで多いに悩む。同じアカウントで構わないとすると、どう端末を区別するのか。
 
 2. 初期化の方法?
 それとも最初の端末は初期化して、いったん殺す必要があるのか?そもそも工場出荷時のまっさらな状態に戻す方法が無いのか。iPhoneで言うところの「復元」機能はどこにある?

 どうやらSettings>Privacy>Factory data resetがそれに相当するようだ。

 3. アプリ、データ移行は?
 iPhoneの場合、アプリケーションの中にため込んできた文書データなどはiTunes経由でパソコンにバックアップするか、またはネット上のiCloud内にバックアップするのかを選べる。これが常識。

 ところが翻って、アンドロイド端末について、どうするんだろう?iTunesに相当するソフトウェアはGoogleでは何か?よく分からん、そこでJSBackupとかMyBackupを試してみる。前者はそれらしき復元はしようとするが、機種が違うとどうも勝手が違うみたい。後者は話にならん、無料ソフトはここまで、と有料ソフトを勧めてオシマイ。
 先ほどのPrivacy画面に、「Back up my data」と「Automatic restore」とあることに気付く。でも、これってSDに移したデータも管理してくれるのか、疑問は果てしなく続く。

身元不明のAndroid端末に手を出してみた

 オモチャとしてAndroid端末を持つのも良いかな、とGoogleからもほとんど情報の得られないまま、正体不明のまま商品をeBayで落札することに相成った。「Samsung Galaxy S T959V 4G 4.0″ 5MP Android Smart Cell Mobile Phone Unlocked」

選択の理由は、まずUnlock、次ぎにアメリカ人向け(いつか彼の地に旅に出たときの練習用)、最後に値段が300ドル余りと手頃だったこと。
 本当に、この製品、日本で使えるのか?分かりません。情報の無いまま、人柱になる覚悟で手を付けた顛末をこれから。
 そこへいく前に、館主とスマホとの関わりをちらっと。
 Androidスマホを初めて購入したのが運のつき。こんな面白い道具は、パソコン以来。初代スマホを使えば使うほど、どうもAndroidは世代交代が激しすぎるという思い。
 じゃ、Apple系の方がいいかもしれん。iPhone4それからiPhone4Sと手を付けた。もちろん日本で使いたいし、2年も使い続ける気が無いので、Unlock版じゃなきゃイヤだ。今はもっぱらメインはiPhone4Sを愛用。そこへ浮気の虫がうずいたというわけ。

Androidスマホ業界の影の勝利者

 表の勝利者は、誰だろう?グーグル社じゃないのか?モトローラ買収後の将来は別として、製造部門をもたない以上OSの提供だけでは限定的。
 答えは、HTCでもSamsungでもなく、ましてガラパゴス化した日本のメーカーでもなく、あのマイクロソフトだという。特許権、意匠権といった知的財産をもっているメーカーは強い。そこのあなた、払ったお金の一部はしっかりとMSに貢がれているのだ。
 ソースはこちら:「World’s most profitable Android company? Microsoft!?
 もう一つ:「Microsoft cements position as Android’s patent toll collector
 さらにもう一つ:「MicrosoftのAndroid関連特許ライセンス契約、ODM端末の半分が対象に

Amazonが大きな賭に出る

 アメリカでは今Amazon.comが先月末に発表したタブレット端末「Kindle Fire」で大騒ぎ。日本でニュースにならないのは、アメリカ専用端末のせいか。
 館主は始めなぜ「火事」なのかさっぱり分からなかった。どうやら単なる名称の一部らしい。
 この端末で「映画、テレビ番組、音楽、雑誌、書籍ゲームなどのさまざまなコンテンツやアプリケーションを楽しめる」。早い話が、iPadの競合製品。しかも200ドルを割る価格設定がアメリカ消費者の気持ちをつかまえたようだ。
 記事「「Kindle Fire」は1台売れるごとに10ドル以上の損失、米調査会社」より

iPhoneをめぐる二社の姿勢に変化

 iPhone参入が事実上漏れ始めた時期、au社長の記者会見につきこんな記事が出た。
「未来は選べる」、消えた「Android au」--KDDI田中社長が訴えたこと
 iPhone4S参入を公表したその後のauとソフトバンクの姿勢を観ると、動きが逆になっておもしろい。スマホ出遅れ感を解消すべくAndroidに一時は急接近したauだが、ここへ来てiPhoneに色気を出し始めた。看板をこっそり塗り替えたと言うことだろう。
 一方、独占的にiPhone専売を享受してきたソフトバンク。しかしこれまでのようにはイカンと、アンドロイドもやりますという姿勢にせざるを得まい。
 iPhoneの営業に関して、競争は激化するのは目に見えている。どちらが勝とうが構わない、真の勝者はもちろんアップル社。

スマホ業界に進出したい気持ちは同じMSも

 前の記事スマホ業界へ進出したいIntelの苦戦の主役は、Wintel夫婦の一人Intel側だった。同じ事を片側MSも願っているという記事がこれ。
 下記ニュースを字義通り解すと、もっぱらAndroid系スマホにCPUを提供しているクアルコムが次期Windowsに対応させるという事。
 その裏に意味があると考える。つまりMSが「Wintel夫婦」のちぎり?を破って、クアルコムに浮気したということ。Intelが新規CPUを開発することを知った上で、だ。
 もっとも前回触れたように、Intelの方だってWindowsという特等席に加えてAndroid業界にも色気を出しているから、お互い様。それだけ、ことIT業界は競争が激しいと言うこと。
 ソース:米クアルコムは2011年6月1日に、モバイル機器向けのCPU「Snapdragon」を米マイクロソフトの次期Windows「Windows 8」に対応させると発表した

スマートフォンに役に立たなかったフレッツ・スポット

 一体あれは何だったのかとまだ狐につまされた感じ。契約後、一度も使えないまま、解約を決定。どうして使えないのかわからないまま、解約を通告。
 先日、パソコン用にとWiMAXに契約。スマートフォンを購入したのは、その後。WiMAXが意外と広範囲に使えると判明。せっかくだから、一時はWiMAXを鞄に入れながら、Wi-Fiでスマートフォン(アンドロイド系)を使っていた。
 WiMAX持参を忘れた時、館主の行動範囲でどんなWi-Fiが使えるのか調査。あいにく、どれか一つでほぼカバーできるというキャリアはないという結論。その中でも利用地下鉄の一部でフレッツ・スポットが使えると判断。善は急げと決めたんだが。
 あとでよくよく「ご利用可能な機器および設定方法」を見たら、サポートされるのは古いWindows Mobileとか訳の分からないPocket PCのみ。こんなものこの時代使っている人が居るのか?接続予定機器を記したので、接続できないかもしれないとヒトコト言ってくれればいいのに。

スマホ業界へ進出したいIntelの苦戦

 今回は下記記事をネタにする。
ソース:Intel’s new smartphone chip key to ARM battle
 パソコン業界ではAMDを足下にも寄せ付けない強さを誇るが、Intelはことスマートフォン業界では新参者。年内後半には出荷できると言ってきたチップが、来年に遅れるとつい最近認めたという。
 それに、まだ動く実績の無いチップを使うことをどのデバイス・メーカーだって当然躊躇する。一度、Moorestownなるチップを設計したが、誰も採用してくれなかったとか。さぞや屈辱だったろう。
 ご存知、この業界ではARMが設計したCPUがde fact standard。さすがの巨人も苦戦が続く。原因の一つは、Intelの設計思想がどうしてもパフォーマンス追求型になり、省電力と経済性が二の次になることだという。
 館主など、今のスマートフォンですら、この電池のバカ食いは、製品としては未完成だと考えている。Intelの参入がこの問題を根本的に解決してくれるなら、大歓迎なのだが。

tetheringをめぐるごたごた

 日本ではtetheringは非常に好意的に受け入れられつつあるように見受けられる。誰もが欲しがる機能だもの。機種変更できる時期は二年先、館主など今から待ちきれない。
 ではスマホ先進国アメリカでは、もう当たり前に普及しているのかな。しかし、こんなニュースを目にすると、どうも事情はそれほどバラ色でも無さそう。
Free Press files tethering complaint against Verizon
 手短に言うと、有力キャリアであるVerizonは他社からのtetheringアプリを不当に妨げており、これはFCC違反だと、有る団体がVerizonを提訴したという記事。話はどろどろしており、VerizonはGoogleに圧力をかけて、Android Marketから他社アプリを閉め出したらしい。Googleの管理下にあり、関知せずとVerizonは公にはしらを切っている。一方のGoogleはノーコメントだとか。Googleがなぜ圧力に屈したように見えるのか、少なくともなぜ反論しないのかは疑問として残る。
 そこへもってきて、元々他社にもオープンであるべきだとFCCに要求したのが、他ならぬGoogleだというから、話をさらにややこしくしている。
 でもこの内幕はまるでミステリー小説を読んでいるようで、興味津々ではないか。