Xmarksに薄日が差した?

 同じURLなのに、このところ次々と内容が変わる。URLとは、以下のアドレス。
http://www.xmarks.com/msie/upgrade/1.3.0
 今日はこんな内容だった。これがモジュール更新の本来の内容だろう。

 「End of the Road for Xmarks」から「UPDATE: Xmarks Sync NOT Dead Yet」へ、そして「Upgrade Successful!」か。めまぐるしいよ、しばらくは目が離せないな。
 びっくりする内容ではなくなったと言うことは、会社にとって少し安心材料が与えられたと言うことかな?そこでCEOの昨日のブログ「Xmarks Victory for the Users, by the Users」をのぞいてみる。
 以下のような言葉からすると、いろいろオファーはあり、前向きな姿勢に変わりつつあるようだ。
This is not a signed, sealed done deal yet. But with multiple offers on the table we’re pretty confident that Xmarks will continue on with no service interruption.
 何と言っても、これができるのはXmarksだけ、健闘を祈る。
Xmarks can synchronize your bookmarks between Firefox, Internet Explorer, Safari and Chrome!

Xmarks、まだ死なないぞ

 数日前に、「End of the Road for Xmarks」と記されたページを開くと、今度は「UPDATE: Xmarks Sync NOT Dead Yet」と書き直されていた。
 同時にそれには、年間10ドル支払うという約束(pledge)が各ユーザーから欲しいとも言っている。Pledgeとは日本人にはなじまない方法だが、辞書を引くと公約とか担保とか訳すらしい。「No credit card is required, but please only pledge if yo are genuinely willing and able to pay」と言っているから、今直接お金を払うと言うことでもないようだ。

 ついでにXmarksのCEO(James Joaquin)の09/30(木)付のブログ「Xmarks is Dead. Long Live Xmarks?」を読んでみる。台所の事情が苦しくこれ以上企業の存続ができなくなったというようなことが記されている。以下はその拙訳。経営者の考えたビジネス・モデルがうまくいかなかった理由を三つあげている。
 その一、同期そのもので有料化することは当初の戦略ではなかった。
 その二、有料化への初期の試みは失敗に終わった。
 その三、手強いツールの出現(Firefox/Chrome自身がsyncツールを提供開始したこと)。
 なるほどそうだったのか。確かにこの環境で、生き抜くことは容易ではない。200万人のユーザーを抱え、その500万台に及ぶデスクトップをサポートしている現在、CEOの苦悩が十二分に伝わってくる。英語の上手な皆さん、ぜひ一読されたし。微妙なニュアンスが分かります。