SSDをSATA3カード経由で動かすまでの苦闘、超300戦記その6

 さて、前置きはそのくらいにして、とにかくカードが届いたことから始めよう。箱に入っているのは、カード本体、CD、取扱説明書、SATA3ケーブルが2本。
 取扱説明書に書いてあることは、たいしたことが書いていない。注意点は、PCI Express x4 slotにまずは差しなさいというくだりあたりかな。でもコネクターの形を見りゃ分かるよね。
 まずはカードをしっかりとマザーボードに差し込む。SATAコネクター2個のいずれかに、ケーブル2本のいずれかを差し込む。トラブル・シューティングの途中すべての組み合わせを試したが、どの組み合わせでも同じ結果のはず。
 SATAコネクターの他端をSSDに接続。さてこれでブート開始。結果はブート・デバイスが存在しないというメッセージ。やっぱり、そうか。ここからが、パソコン自作の楽しみかつ苦しみの始まり始まり。
 マニュアルには載っていない事項なので、すべて自分のこれまでの経験でものを考えるしかない。多分、マザーボードあるいはASUSカード上のBIOSの設定が怪しいと当たりを付ける。マザーボード上のBIOSの設定を見渡すと、ATAディスクとして認識されていないことが分かる。ATAディスクとは違うのかな?ブート・デバイスをフロッピーやらCD/DVDを外し、いきなりハード・ディスクだけに設定。しかし好転せず。別の設定箇所では、ハード・ディスク群のブート優先順位を決める項目が見つかる。

ここにSSDが載っていることを発見。

どうやらSCSIデバイスと扱われるようだ。それにしてもBIOSで認識されていたことがこれで判明。ヨシ、これで解決だ!
 ところがどっこい。ブート時に下のような画面が出たまま、システムが固まる。

 ここでしばらく、このカードを挿したまま、SSDをSATA2経由に戻し、ブートさせ、カードがどう見えるのか調べてみる。
 このように、SSDはディスク・ドライブとしてしっかり認識されている。

 一方、問題のカードについても、デバイス・ドライバーが適切に動き、正しく認識されている。

 動かない原因がどこにあるのか分からず、それが問題。
 それ以来、カードを挿す位置を変え、コネクターを差す場所を変え、コネクターを替え、等々。これを悪戦苦闘というのだろうな。
 価格ドットコムのクチコミ掲示板を何度も読み直す。これほど成功と失敗が別れる製品も少ないような気がする。これをしたら、失敗が成功に至ったという記事が見つからない。
 それではと、ASUSのホームページにアクセス。しかしデバイス・ドライバーのことしか触れていない。問題はそれ以前なのだ。
 しょうがない、このUSの掲示板まで手を広げて読むと、どちらかというと失敗例が圧倒的な数で載っている。マザーボードこそ違え症状はまったく同一。
 ついにギブアップ。ネットショップに、初期不良として、返却。